二酸化炭素から石油代替燃料を合成する「そらりん計画」で、印刷インキ大手・化学メーカーのサカタインクス社と5ヵ年の共同研究を開始


CRRAは5月24日、印刷インキを中心とした化学製品の研究・製造・販売を行うサカタインクス株式会社と共同研究を開始しました。共同研究では、二酸化炭素からエタノール、そして軽油の代替燃料を合成する技術開発を進めます。

 

CRRAは「地球を守り、火星を拓く」をスローガンに、地球温暖化を止める方法から人類の火星移住までを一貫して研究する機関です。この度、サカタインクス社とインキ溶剤や軽油の代替燃料になる有機化合物を空気中の二酸化炭素から合成する技術開発に向けた共同研究として、共同研究開発契約に至りました。

 

大気中の二酸化炭素から石油代替燃料を合成する技術が確立した場合、乗り物の燃料だけではなく、世界中のあらゆる石油製品を空気から生み出すことが可能になります。その結果、2030年に世界のCO2排出量を半減させる効果も期待されます。CRRAは従来より、空気中の二酸化炭素から石油代替燃料を作り出す「そらりん計画」を進めており、今回の共同研究がその実現に寄与するものと期待します。

 

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