航空宇宙局(S2)より、弊社で進行中の「もくもく計画」を応援してくださる皆様にお知らせがございます。
弊社は有人成層圏飛行のための最終段階の無人試験機・成層圏探査機《もくもく3》の打上げを8月末、
そして弊社機構長の村木風海が搭乗予定の《もくもく4》の打ち上げを9月24日頃に予定しておりましたが、
以下の状況により、予定していた打ち上げスケジュールを延期する運びとなりました。
具体的な要因は以下の通りです。
- 航空局からもくもく3を飛ばす許可を得るにあたり、機体の位置を把握し航空局や他の航空機と位置を共有するために必要な機材として「レーダー反射装置」と「ATCトランスポンダ」というものがあります。本来であれば既にもくもく3で搭載しているレーダー反射装置で航空法の許可要件を満たしているのですが、航空局からの要請により、急遽ATCトランスポンダについても搭載を依頼されている状況です。購入、および総務省への無線開局の申請や検査などの法的な手続きに最低2ヶ月はかかる見込みであり、これにより打ち上げを延期することとなりました。9月初旬から急ピッチで手続きを進めています。
- また、打ち上げに使用する成層圏用バルーンについて、海外で製造している都合上、現在のコロナ禍の社会情勢により遅れが生じており、こちらも打ち上げ延期を決定した一因となりました。
安全な航行と世界初の有人成層圏旅行の実現のため、チーム一丸となって一刻も早いシステムの開発に邁進するとともに、延期後の打上げ日を本年10月末以降で検討しております。
新たな打上げ日については決定し次第お知らせいたします。
日頃応援してくださっている皆さまにおかれましては心苦しいお知らせとなってしまいましたが、続報をいましばらくお待ち頂けますと幸いです。
本件に関するお問い合わせ先:
広報情報分析局(PRISM)主任研究員:菅井
<info@crra.jp>